筑波山・旧ユースホステルコース ― 2012年09月09日
8月の下旬に行った筑波山ロケでは,カラスアゲハの撮影に成功し,自宅近くの散歩コースの巡回撮影だけでは伸び悩んでいた撮影種類数に,新たな変化を生み出しました。そこで今回,第2回目の筑波山ロケを敢行いたしました。
今回のコースは,旧ユースホステルコースで,写真はその登山口です。前回,自然研究路を巡った後,書店で「筑波山の自然図鑑」(メイツ出版)を購入し,アサギマダラの出没コースを探しました。この本には筑波山だけで14ものコースが紹介されています。筑波山ハイキングは奥が深いです。アサギマダラに出会えるコースと書いてあったのと,コースが短いということもありこのコースを選びました。筑波ユースホステル跡地は現在駐車場になっており,ここに車を停めて出発です。日曜日とあって,駐車場は満車に近い状態でした。
終点の写真です。あっという間に御幸ヶ原へ。所要時間は30分でした。前回ロケの反省から,今回トレッキングシューズを購入したので,登山は楽でした。しかし,その間,蝶には1頭も出会えませんでした。この時季のこのコースは,ほとんど花が咲いていないので,蝶が寄ってくる所がないのでした。
御幸ヶ原で出会ったベニシジミを撮影。ベニシジミは私のラッキーアイティム。新たな蝶との出会いの予感が……。気を取り直して女体山山頂方面に足を伸ばしました。
今回のロケでは,キンミズヒキの花が多く目にとまりました。
いました。アサギマダラです。しかし,登山道の柵から離れていて,私の100mmマクロレンズでは十分に捕らえることができません。
それに引き替え,やたら近くに寄ってくるのはミドリヒョウモンです。つくば市近郊の蝶37頭目はあっけなくゲットできました。
メスグロヒョウモンかとも迷いましたが,この羽の裏の文様で,ミドリヒョウモンと判断しました。
待つこと数十分。ようやくアサギマダラが撮影可能レンジまでやってきました。つくば市近郊の蝶38頭目をゲット。今回のロケで2頭の蝶を増やすことができました。茨城県自然博物館の調査報告書によれば,筑波山で見られる蝶として84種類がリストアップされています。まだまだ楽しめる筑波山です。
薬王院付近をハイキング ― 2012年09月30日
今回は,薬王院付近でデジタル昆虫採集をしてきました。目的は2つあります。一つ目は「筑波山の自然図鑑」というガイドブックにモンキアゲハが飛んでいると書いてあり,モンキアゲハを撮影したいということです。もう一つは彼岸花にとまっている蝶を撮影したいということです。台風17号の接近が伝えられる中,午前中で日程を終了すべく,行動を開始しました。
車を薬王院の駐車場に停め,まず薬王院の散策です。手前が薬王院の本堂で,奥に三重の塔が見えます。彼岸花は本堂左手の坂道の所に咲いていました。
彼岸花にとまる蝶を撮りたかったのですが,蝶の気配すら感じられませんでした。もちろん,モンキアゲハも撮影はおろか見ることすらできませんでした。
薬王院から御幸ヶ原へと続く登山口です。薬王院の山門の少し先にあります。帰り道に気がついたことですが,本堂の右手奥にある墓地を抜けると,階段を登ったところにつながります。登山道を30分歩くと,林道鬼ヶ作線という舗装道路にでます。舗装道路を渡ってさらに50分くらい歩かないと御幸ヶ原には到着しないのですが,午前中だけでは行き帰りは難しいと判断し,この林道を歩いて薬王院に戻ることにしました。
林道を歩いて戻る理由はもう一つあります。実は登山道ではほとんど蝶にお目にかかることはできませんでした。一方,林道ではたくさんの蝶に出会うことができました。林道で出会った蝶は,コミスジ,ウラギンシジミ,ヤマトシジミ,ヒョウモンチョウの仲間,ヒカゲチョウの仲間などです。最も多く見られたのは写真のキチョウです。
それから,写真のヤマトスジグロシロチョウも撮影することができました。スジグロシロチョウと判別に悩みましたが,羽の形を基にして,ヤマトスジグロシロチョウと判断しました。御意見がいただければ幸いです。一応,つくば市近郊の蝶39頭目の撮影に成功したとしておきます。
林道を使っての下りのコースは距離が長いのと,撮影をしながら下ったので,1時間を少し超えるくらいかかりました。
林道を使っての下りのコースは距離が長いのと,撮影をしながら下ったので,1時間を少し超えるくらいかかりました。
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